​Flour

日本の花は、四季豊かな気候風土によりもたらされた独特の自然観と文化によって育まれた多様な品目・品種群と、きめ細かな栽培管理が特徴

日本が生産する花(切り花、鉢物等)は、各種国際園芸博覧会の品種コンテストで最高得点を獲得することができその品質は世界的に高い評価を得ており、近年、輸出額は増加傾向にある。しかし、国内では安価な輸入花が増加し、国内生産された花(切り花、鉢物等)の市場奪還と輸出拡大が重要な課題となっている。このため、国産花(切り花、鉢物)の生産・供給体制の強化、輸出や需要拡大のための取り組み推進が必要である

BA合同会社
diego-botero-373228-unsplash.jpg
日本花卉文化株式会社画像.jpg
花 日本花卉文化株式会社

花と人のかかわりは、日本では『古事記』『日本書紀』にそれぞれ約80種、あわせておよそ100種の植物がみられるが、そのなかで花や実の美しい植物は、ユリ、サクラ、ツバキ、ナシ、フジ、ヒオウギ、ホオズキ、ハス、外来のタチバナ、スモモ、ニワウメ、フジバカマと8分の1ほどにすぎない。ところが『万葉集』では、花の美しい草木は44種に増える。当時、人家で栽培されていた花は草花より花木が圧倒的に多かった。日本自生の花木にはヤマブキ、アセビ、ハギ、ツバキ、フジ、サクラ、ナシ、ウツギ、アジサイ、センダン、ネムノキ、ツツジ、草花にはナデシコ、ユリ、ハス、渡来種の花木としてウメ、モモ、スモモ、ニワウメ、タチバナ、草花にカラアイ(ケイトウ)、クレナイ(ベニバナ)があり、ほかにマツ、タケ、カエデ、中国産のシダレヤナギやカラタチなども栽培されていた。ウツギは生け垣として使われているが、これは世界的にみて早い。日本の花卉園芸は江戸時代に入って急速な発展を遂げた。サクラソウ、ナデシコ、ミヤマウズラ、ミスミソウ、フクジュソウ、セッコク、マンリョウやカラタチバナ、マツバラン、オモトなど日本固有の草花を中心とする品種改良が流行した。それらは庶民も加わった点で、当時世界に類の少ない花文化であったといえよう。以降も発展し、現代はそれにフラワー・デザインの分野も加わり、日本の花文化を形成している

引用:日本大百科全書(ニッポニカ)「花」
gaelle-marcel-85383.jpg